Mar 31, 2009

関口ベーカリー



大発見。

Good Price,
Good Taste,
Good Spirit!
を守り通している、団地の中の素敵なパン屋さん。
三茶から徒歩15分程度でしょうか。
昔ながらの小さいけれど丁度よいたたずまいの店内に、
センスある総菜パンやサンドがjeweryみたいにお出迎え。

ここのバジルとチーズのパン片手に
世田谷公園でひなたぼっこ、
彼のBMXを眺めるのが最近の休日もーどです。

美味しくて
びっくりするよ!

関口ベーカリー
住所:東京都目黒区上目黒5−1−1
営業時間:10:00〜
定休:月曜・火曜日

Mar 30, 2009

人生とは、食べる旅。



MOVIE: "Eatrip"

myたまり場、IID世田谷ものづくり学校
オフィスを構えるフードクリエイティブチーム「eatrip」
野村有里さんが監督した、たべもの映画。

出演に築地市場の鮮魚仲買人や、自給自足する沖縄の主婦、
ヨーガンレールさんにUAさん、コトリンゴさん等等。

6月から公開予定とのことで、
是非見てみたいです。

Gatto che suona il pianoforte



この物憂げな調べ。そして彼女(彼?)のカメラ目線。
どきゅん。

these tunes of sentiment, and her(his?) eyes following camera...
cutieeee.

Mar 24, 2009

伝達のあるべきカタチ



もうひとつ素敵なウェブサイトを。

The Selby by Todd Selby

セルビーが出会った人を、全て手書きのイラストと
素顔のままの写真で綴るインタビューサイト。
デジタルな世界で相手との温度感をリアルに伝える彼の手法が
わたしはとても大好きです。
チェックしてみてください。 一度見たら止められないよ!

all the hand-illustrated interviews and
photograph of the people he met.
his way to approach people is very engaging, i love that.
please check this out -you will get stuck in it!

Mar 23, 2009

モノがたりのあるモノづくり


昨年末から、日本酒について勉強しています。
酒造りの工程から、味の分類方法、酒米や麹の品種、
全国の蔵元の名前に、そこで醸されるお酒の名前…

正直、数えきれない情報量に全て憶えられる気がしません。
ただ、そこで私自身がとらえたのは、
どれだけそれの種類を細分化して暗記しようと、
それらは作り手がいる「作品」だということ。

***

長い間女人禁制だった酒造の世界を変えた、
女性の杜氏(製造責任者)がいます。
会津若松の「鶴乃江酒造」。
長女のゆりさんとお母さんの二人三脚で造られたお酒は
繊細で優しくて、上品なゆりの花のよう。
彼女の酒造りへの真面目で細やかな気働きが
「ゆり」というお酒を生みました。

京都府京丹後市の「木下酒造」にて
杜氏を務める英国人、フィリップ・ハーパーさんは
日本で唯一の外国人の杜氏です。
英語教師として20年前に訪れた日本で日本酒に出会って以来、その味に魅了され酒造の世界に飛び込んだそうです。
厳しい杜氏の資格をくぐり抜け、杜氏が亡くなり経営が傾いていた木下酒造にて抜擢着任後すぐに金賞を受賞、今や地元には彼の応援団まであるという人気者です。

***

作り手の物語を知ってはじめて、
つくられる「モノ」がこれまでと違った光を放ち出す。
そんな経験、誰もが少なからずあるのではないかと思う。

「モノがたりのあるモノづくり」
―それは作り手と使い手をつなぐ絆であって、
従来の顔の見えない大量生産・消費型を越えた
あたらしい人とモノとの関係づくりなのだと思う。

倉敷意匠 Classikyは、岡山県倉敷を拠点とする雑貨メーカー。
ひとつひとつが伝統受け継ぐ職人さんと、
ヨーロッパのデザインや若手デザイナーさんとの
コラボレーションでつくられた素敵な日用品。
変に飾ることなく、しかしシャンと背筋の伸びた姿勢を
各プロダクトから感じるのは、
それら自体が職人さんや作家さんについて語り出す、
story-telling魂が吹き込まれているからなのかも。
そんなモノたちとつくり人たちを
これからたまに紹介していきたいと思います。

Learning To Love You More



どんな学校よりもワクワクする宿題が出る場所がある。

私の大好きなアメリカ人アーティストであるMiranda JulyHarrel Fletcherの二人が設立した、
ウェブサイトLearning To Love You More

Take a picture of your parents kissing.
(両親がキスしているところを写真に撮ろう)」や
Make an encouraging banner.(誰かを励ます旗を作ろう)
Give advice to yourself in the past
(過去の自分にアドバイスしよう)」など
身近だけれどユニークなAssignment(宿題)が毎回出され、
実際にやってみた人の映像や写真、文章などによる
作品がアップされるという仕組み。
難解且つ正解の無いお題に対して皆が思い思いに表現することで
各Assignmentの作品すべてが、一つのArt pieceとして
集合体を成し、出題者が想像もしていなかった世界を創り出していく。

このサイトの魅力は、何と言っても完全なる全員参加型ということ。
5年間のサイト運営によってなんと5,000を越える提出が
世界各国から集まり、その有機的な拡がりは、
アートと言うよりも人の心に潜む遊び心や好奇心の
連鎖反応のように捉えられるだろう。

これまでの作品を集めたアートブックも2007年に出版されておりまする。

Mar 22, 2009

5 ご


わたしたちは奇跡を生きるしかないのだ。
Miracle lays along with our lives.

人が繋がりを求めたり、絆なんて照れずに言ってしまうのは
なんでなんだろうかと最近思ったりする。
それは自分という実存と、他者と言う実存が
偶然にも遭遇し、ぶつかり、交わりあって
そこで生まれる奇跡の中に、私たちは生きる理由や
自らの魂の居場所をみつけるからなのかもしれない。

気がつかなければ、ふと通り過ぎてしまうこと
忘れてしまいそうになるものって沢山ある。
友人や家族の優しさがあって、
今の私が正直に私であれるということ。
小さな猫の何気ない仕草や
自分の庭の草木の詞を感じることができること。
愛することの意味を少しだけわかって、
その相手に愛してるってつたえるられること。

そんな奇跡とも言える出来事の連続が、
わたしという一人の人生になっていくし、
それが連鎖してわたしの周りの人生をも
豊かにできるのかもしれない。

私たちはこころの在処を求めて、彷徨いつづけていくのだろう。

Mar 11, 2009

4 よん


Ode to future time

Time, you beckon. Before
you were
perfect space,
open prairie.
Today
you are
a thread, a drop,
a slender light
scurrying like a hare toward thickets
of concave night.

But
now
you’re telling me, time, what
you didn’t tell me before.

Go ahead, get going,
give your heart a rest.
Go ahead and sing your song.

I’m still the same, aren’t I? The one
who knows the river
by the way its water flows?

All I know is this; in that very place
my heart has been knocking
at a single
door,
knocking since yesterday, from afar,
since long ago,
since my birth-

that place
where the dark echo
of the singing
sea
answers, and I sing,
an echo
I only
Know
By its blind hissing,
By lightning
Striking the waves,
By waves’ thick froth in the night.

And so, time,
you’ve seized me up in vain.
In vain have you hurried
to stay a step ahead
of this wanderer.

I spent the entire night
by a single door.
I was alone, and singing.

And now
while your light thins
like a speeding animal
fading into shadow,
only now do you tell me
plainly
what you didn’t show me
but I’ve always known.

Mar 8, 2009

中野を堪能する delicious Nakano day


こうせなあかん、ってことないから。
そんな口癖、ぽろりな毎日、
わたしは元気です。

パパタラの「三人姉妹」東京公演みてきた。
最後に見たのは百年の孤独と、ブエノスアイレス⇔東京ぶり。
彼らはいつも壮大なスケールで人間の認知や感覚という概念を
ぶち壊してくれるから、今回もうはうは楽しみでした。
場所は中野にあるサイスタジオ。
民家の一角にぽつんとたたずむそのスタジオは
30人とかで一杯になっちゃうようなとこでした。

今回の作品について思うこと。
かなりinternalに心酔する展開である。
3人の姉妹の異なる強いキャラクターとその関係を通して、
女性独特の多面性や葛藤、矛盾や喜びそのものの衝動を
巧みに表現している作品だった。

女性であることへの優越感、嫌悪感、羞恥心、
共感と否定が交差して、なんだか自分を鏡でみているようだった。

小さい頃から、わたしはずっと男の子になりたくて、
強く逞しくいきてきたつもり。
でも隠しきれない女の子ながらの繊細さや、
感情的かつ複雑なところがぶつかって、
そんな自分に吐き気を憶えたり、
逆にナルシストになったり
そんな思春期のアレを思い出したりなんかした。
要は、パパタラはすごいってことですよ。

おんなって、不思議な生き物ー。

その後は彼と中野ブロードウェーでキンケシと
がちゃぽんアンティークショップ漁りに耽る。
あの場所やばくない?

ウルトラマンにキン肉マン、メルモちゃん、
ガンダム、ゲゲゲの鬼太郎、ドラゴンボール、
ちびまるこ、ドラクエ、ジェニーちゃん、みんなのたーぼー、
トランスフォーマー、あられちゃん、ビックリマンチョコ、
笑うせいるすまん、エヴァンゲリオン、ひみつのあっこちゃん、
えとせとら。。。。
あの時私たちを創った沢山のヒーローが、
あの時のままで残っているなんて!
時間も忘れてただただ眺めて過ごしてしまった。

小学校の頃の、遊ぶことへの執着心て
あたしたちの死ぬまでのエネルギーだって
彼のキラキラ眼をみて再認識したのでした。

もっと、遊ばなきゃ!

水を辿る旅 this travel following water


あたしたちは毎日生まれて、死ぬのかも知れない。
こんなアーバンな東京という街で暮らしていても
朝目覚めたとき、太陽はなんてすがすがしいのとか
あの人の涙はなんて美しいのとか
この季節の木々はちっちゃな幼稚園だねとか
そう肌で感じる感覚は、
私たちの身体が水でできているからだと思った。

このあいだ、屋久島へ行って参りました。
恋人と本屋さんにいったとき、
偶然手に取ったガイドブックで見た杉の木と
故郷オリンピアを彷彿とさせる苔の森に会いにいきたくて
衝動的にとった航空券。
そこからわたしたちの旅ははじまったのです。

それ以外の事前情報も無い中の旅、
目の前に突然広がったのは
なんとも大きな緑の塊、でした。

到着初日は未だ島のリズムが掴めなくて
港町をふらふらと歩き回って
島の名産、ポンカンとタンジェリン(オレンジ)の間の子
「タンカン」を至る所で貰ってはもぐもぐかじって、
また歩き回って過ごしたものの。

2日目、3日目と
縄文杉トレッキング→山小屋泊→
九州最高峰の宮之浦岳(標高1936m)への登山を制覇して
自分たちの何万倍、何億倍も大きな命の存在と
出会うことができました。
余りにも情報量が多い旅で、体力的にもタフで、
全ての出会いや見たもの感じたものを
思い出すことができないのですが、
その共通項はひとつ、水だったとしか言えない。

環境問題やバイオロジーに疎い私はうまく説明できないけれど
私たちが毎日息を吸って、水を飲み、
ご飯を食べて汗をかき、排泄するように、
この大きな島全体も、そこに住まう沢山の生命体からの
givingとrecievingの中で呼吸をし、
循環し、一つの生命体として生きている。
その強大な息吹を強く、感じたのです。

山肌を流れる雪解け水のせせらぎと、そこに濡れる苔やシダ。
その水が大きな流れとなってできた滝と、
そこから舞い上がる霧のうねり。
そして何より、湧き水の美味しかったこと。
私たちの汗や尿はまた土と水となって、
この山を流れていくのだろう。

これまで自分とは異物と信じて止まなかった
「自然」と「わたし」という存在が
ピキピキーンとつながった、そんな不思議な体験だったのです。

お世話になった民宿、ヒュッテフォーマサンヒロ
屋久島で出会って一緒になられたご夫婦が
3年前にスタートさせた素敵な場所。
地元の野菜や魚をふんだんに使った手作り料理と、
おふたりの細やかであたたかなおもてなし溢れるところで
おすすめ、ですよー

とにかく、屋久島でパワーをつけてから
毎日が新鮮で仕方ないのです。
いつも私は新しくて、周りからの恩恵のなかで
すっごく綺麗な水が流れている。

不確かなことは多くて、まだまだ私は未完成だけど
屋久島の命のように、わたしも強く、みずみずしくありたい。
そんなことを、最近は考えてました。

これからしばらく、こんな旅をしていきたいです。

Thanks Setaka for being the best traveling partner...